こんにちは、株式会社ケイズコーズ「ECコラム」運営チームです。
Amazonに初めて商品を出品した後、
「このまま放っておいて売れるのかな?」
「次に何をすればいいの?」
と迷う方は多いと思います。
この記事では、初心者の方が出品後に必ず取り組むべきステップを、わかりやすく解説します。
最後まで読むことで、商品を「売れる商品」に育てるための全体像が理解できます。
この記事で学べること
- Amazon出品後にやるべき基本の流れ
- 初心者が最初につまずきやすいポイント
- 商品を育てるための正しいステップ
この資料を読む前に
まず最初に、心得として覚えておいてほしいことが3つあります。
✔ ブランド登録は必須
Amazon物販を最後までやりきる覚悟を決める意味でも、ブランド登録は避けて通れません。攻め(販売強化)と守り(商品保護)の両方に欠かせない基盤です。
本来は「ブランド登録は任意」ですが、Amazon物販を続ける前提なら「必須」の工程です。
✔ 用語は自分で調べる習慣を
広告やレポートでは「インプレッション」「セッション」「CVR」など、初めて聞く言葉が出てきます。用語がわからないとレポートの意味すら分かりません。
まずはネットで調べて理解する習慣をつけましょう。
✔ 展開は“売れてから”
バリエーションや横展開は、売れる商品や上位表示できる市場を見つけてから。売れていない商品を広げると、不良在庫リスクが大きくなります。
ステップ1 Amazonブランド登録
ブランド登録は本来任意ですが、長くAmazon物販を続けるなら必須の工程です。
ブランド登録でできること
- 販売強化:A+コンテンツや動画掲載、Amazon Vineでのレビュー集め、広告メニュー拡大
- 商品保護:相乗り出品やページ改ざんを防止、権利侵害の通報が可能
- 信頼性アップ:ブランドストア作成で顧客からの信頼性向上
ブランド登録を行うことで、「売れる商品を守りながら伸ばす」体制が整います。
ステップ2 広告運用(オート広告)
出品直後は販売実績がゼロなので、そのままでは検索順位が上がりません。
ここで役立つのが オート広告 です。
オート広告の役割
- 販売実績を作る
広告経由でも売れることでSEOが上がる。広告は販売の初速を付けるための「加速装置」 - キーワード発見
どの検索ワードで売れているかデータが取れる。そのデータを基にキーワードの見直しやマニュアル広告への展開のヒントになる。 - 販売を加速させる
初速をつけて自然検索でも上位表示へ。徐々に広告費率を下げることで収益の出る構造に。
オート広告は、商品や市場にもよりますが、最初の1~2ヵ月はトントンか少し赤字でもOK です。
これは「データを集める期間」「商品を育てる期間」と割り切りましょう。
上手にリサーチができていれば、軌道に乗った商品は広告単価を下げたり、場合によっては広告を切っても検索結果の上位に定着することもあります。
逆に、2ヵ月経っても赤字を垂れ流すようなら要注意。
その場合、リサーチの段階で市場選定を誤った可能性があります。大企業が巨額予算を投じて戦うような“レッドオーシャン市場”に入り込んでしまったのかもしれません。
初心者が資金力やページの訴求力で戦うのは難しいので、2ヵ月以内に黒字化できる市場を選ぶことが重要です。
弊社のAmazonデビュー初期は、広告を回しても CVRが0.5%(200回のクリックで1回しか売れない) という商品を扱ってしまったことがあります。
広告単価が30円の場合、
👉 200クリック=6000円の広告費 → 1個しか売れない計算。
販売価格が2000円そこそこでは、どう頑張っても利益化は難しい…。
このときは広告を止めて、キーワードや商品ページの見直しをせざるを得ませんでした。
この経験から学んだのは、
「オート広告で育つかどうかは、そもそもリサーチが正しかったかどうかで決まる」
ということです。
だからこそ、初心者は “短期間で黒字化できる市場” を選ぶことが大切なんです。
ステップ3 バリエーション&横展開
1商品が売れるようになったら、次のステップは展開です。
バリエーション追加
- 色違い・サイズ違いを追加し、レビューや販売実績を集約
- 結果的にCVR(成約率)が上がり、より売れやすくなる
横展開
- 売れた市場に似た商品を投入してシェア拡大
- 成功したリサーチを横に広げるイメージ
⚠️ 売れていない商品や上位表示できない市場で広げると、在庫リスクが大きくなるので厳禁です。
⚠️この資料で扱う「横展開」という言葉は、一般的なビジネス用語とは異なる、Amazon物販特有の戦略を指しています。
詳しくは下記のリンクからどうぞ。
まとめ
Amazonで出品した後は、次の流れを必ず押さえましょう。
- ブランド登録(攻めと守りの基盤)
- オート広告で実績作り&キーワード収集
- 売れ筋商品のバリエーション展開&横展開
出品直後は不安もあると思いますが、正しいステップを踏めば必ず商品は育ちます。
焦らず、一歩ずつ取り組んでいきましょう。