JANコード連番生成&バーコード作成ツール|無料

当社ではAmazonや楽天などのECサイトで販売を行っている中で、「JANコードを手軽に生成して使えるツールが欲しい」と感じることが多々ありました。

実際に探してみても、なかなか便利で使いやすいものが見つからなかったため、自社で 「JANコード連番生成&バーコード表示ツール」 を開発いたしました。

同じようにお困りの方もきっといらっしゃると思いますので、こちらのツールは自由にご利用いただけるよう公開しております。

EC事業に携わる皆さまのお役に立てれば幸いです。

JANコード連番生成&バーコード作成ツールの使い方

枠の中に 12桁の数字 を入力して「生成」ボタンを押す
→ 連番の100個のJANコードとバーコード画像が生成されます。

各種ボタンで以下の操作が可能です

  • 全コピー … 100個のJANコードをクリップボードにコピー
  • CSVダウンロード … 100個のJANコードをCSV形式でダウンロード
  • 2×(おすすめ)/3×(高解像度)/1× … 画像の解像度を選んでダウンロード
  • PNG一括ZIP … バーコード画像(PNG形式)をまとめてZIPでダウンロード
  • SVG一括ZIP … バーコード画像(SVG形式)をまとめてZIPでダウンロード
  • バーコード画像下の「PNG保存」「SVG保存」ボタン … 画像を1つずつ個別に保存

12桁のJANコードを入力すると、入力した12桁から開始して 連番(+0〜+99)で100個のチェックデジット付き13桁JANを生成し、バーコードも表示します。

【ご注意事項】
本ツールは学習・テスト用の連番生成に便利ですが、実運用で商品に付与するコードは各ガイドラインに従って管理してください。また、生成結果の利用可否はご自身の責任でご確認ください。

JANコード(バーコード)の基礎知識と物販プレイヤー実務での使い方

JANコード(バーコード)の基礎知識

JANコードとEANコードの違い

  • JANコード(Japanese Article Number)は日本国内で流通する商品識別コード。13桁または8桁(短縮版)の数字で構成されます。
  • EANコード(European Article Number)は国際規格。実はJANコードもEANコード体系の一部で、日本で発行されたものを「JAN」と呼んでいるだけです。
  • つまり「JAN=日本版EAN」と覚えるとスッキリします。

国内外での利用ルール

  • 日本国内の流通 → JANコードでOK
  • 海外輸出やAmazon.comなどグローバル市場 → EANコードやUPC(アメリカ規格)が必要
  • ただし体系はほぼ共通なので、実務上は「GS1が発行するコード」を持っていれば世界中で利用可能です。

GS1に登録する正式なJANコード

  • 正式に販売する商品に付与する場合は GS1 Japan(一般財団法人流通システム開発センター) に企業コードを申請する必要があります。
  • 年会費・初期費用が発生しますが、これは「正式な商品識別コード」として国内外の流通網で通用する唯一のルートです。

チェックデジットとは?

  • JANコードの最後の1桁は チェックデジット と呼ばれ、入力ミスを防ぐための「検算用の数字」です。
  • 例えば「490123456789?」というコードの最後の「?」がチェックデジット。
  • 計算式により決定されるため、ツールを使えば一瞬で求められます。

👉 つまり本ツールは「正規のJANコードを発行するもの」ではなく、「自分で用意した数字列に対してチェックデジットを付ける計算機」として活用できます。


EC物販プレイヤー視点での実務

AmazonセラーセントラルでのJANコード利用シーン

  • 新規カタログを作成するときに 「商品コード(GTIN)」 の入力が必須。
  • GTINにはJAN、EAN、UPCなどが含まれ、Amazonでは「JANコードを持っているかどうか」が重要です。
  • OEM商品や独自ブランド商品でも、原則JANが必要。ただし「ブランド登録済み」や「カテゴリーごとの免除申請」で不要になる場合もあります。

楽天市場・Yahooショッピングでの扱い

  • 楽天市場:原則としてJANコード入力は任意ですが、検索の最適化や広告連動のため入力推奨。
  • Yahooショッピング:一部カテゴリーで必須。入力しておくと外部検索(Googleショッピング連携など)でも有利。

OEM商品・自社ブランド商品の場合

  • GS1に企業コードを申請 → 自社のJANコードを正式に発行
  • どうしても費用や手間を避けたい場合は、Amazonで「GTIN免除」を申請して出品可能
  • ただし免除申請は「ブランド登録」が前提のケースが多く、長期的にはGS1での取得が安定策

まとめ

  • JANコードは国内物販に必須の「商品ID」。EAN/UPCと互換性があり、国際市場でも活用できる。
  • Amazonや楽天での出品には特に重要で、OEM商品でも必ず向き合うテーマ。
  • このページのツールは「チェックデジットを正しく算出するための補助」として役立ちます。
  • 正規のJANコードはGS1で取得しつつ、出品実務では本ツールを活用するのが効率的です。